キュウリの血と肉

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【遅い!】2023年のお湯を振り返る

遅い!50024年もよろしくお願いします。振り返ります。駆け足でいきます。

2023年は54箇所・75回の訪問がありました。まずは複数回訪問した施設から。

偏りが激しい。近所のお湯には多く入る、当たり前です。

長らく王座に君臨していた桔梗野温泉が滅亡してしまい、おおびらき温泉が繰り上がっています。営業時間が6:00~24:00と激烈に長いのもありがたい話。

弘前市内の各温泉を差し置いて、2位に大和温泉(平川市)がランクイン。津軽尾上駅前にある銭湯的温泉で、桔梗野と雰囲気・泉質ともに近いものがあってかなり好みの施設です。寝湯に冷水枕を設置してあるのも271980745036pt。

大和温泉(青森県平川市

花咲温泉は初訪問でした。立地が立地だけになかなか寄らさらないお湯。国道7号を青森方面から転がり、平川を越えて弘前市に入るとすぐ見える所にあります。だいたいお湯帰りか、お湯に行く途中。あるな~……と思いつつ寄りません。お湯は熱めですがなかなかOK。

仕出しをやっているため、ロビーで大量にお惣菜を売っています。ごはんとお湯を一緒にしたパックもよさそう。

東口がある

単回訪問した施設は42箇所。うち16箇所が初訪問でした。

激烈PICK・UP熱望施設として、「森林浴交流センターしまだ」「古懸コミュニティ浴場」「二双子共同浴場」の3箇所があります。かねてより訪問したかった施設群で、これで中弘南黒の行きたいお湯はおおかた行ったことになります(北小苑温泉・湯段温泉・小国温泉が残っている)。

訪れて特別うれしい施設として、コミュニティ浴場の類があります。こぢんまりした洗い場に浴槽が1~2個。ジジババがムニョムニョしゃべっていたり、学校終わりの年式新しめ人間が入っていたりするとイイネ・となりがち。泉質や浴槽の種類は二の次です(むろん、泉質が良ければなおうれしい)。純粋に温泉に入りたいというより、温泉を通して人住みを感じ取りたいというアレは大いに存在しています。

森林浴交流センターしまだ(青森県南津軽郡大鰐町

長らく訪問を熱望していたにも関わらず、それを阻んだのは営業日時の問題です。

森林浴交流センターしまだの場合、15時から始まって20時でおしまい。しかも奇数日のみの営業です。コミュニティ浴場で人住みを感じたいとはいえ、本来は住民の住民による住民のための浴場ですから、ピークの時間帯を直撃することは避けたいというところ。15時のオープンを狙って行く必要があります。それがむつかしい。どうしてもむつかしい。なかなかタイミングが合わず、近隣のややBIG施設へ転戦する回が多々ありました。

古懸コミュニティ浴場(青森県平川市

古懸(こがけ)コミュニティ浴場についても15時から21時の営業で、これまた難儀があります。3度目の訪問でようやく入れました。農繫期と農閑期で人入りの多い時間帯も異なるため、その見極めもむつかしいところです。

yoi(古懸)

島田・古懸の2施設と異なり、二双子(にそうし/にそし)共同浴場は朝から晩までやっています。

ここの激烈ポイントは"地区内のお店で入浴券を買う必要がある"こと。二双子では奥瀬酒店・工藤商店の2シヨツプが元気にしており、入浴券(230円/枚)を売っています。これを買って温泉の受付箱に投入。回数券的に複数枚を同時購入すると良さそうです。

奥瀬酒店

二双子は組合でやっている

2021年のお湯を振り返る」では、51℃のお湯をザャブザャブ投入する恐怖の施設・黒石市落合共同浴場を取り上げました。この他にも、「大川原温泉会館 ふくじゅ草」「光田寺コミュニティセンター まえだやしき温泉 ほからっと」など、熱いお湯を投入してあわよくば人茹でしてやろう(嘘)という施設はどこそこにあるのですが、島田・古懸・二双子はどれも泉温がやさしい。40~42℃あたりで収まっています。加水の可否や源泉の温度など色々に事情があって、熱い施設が必ずしも好き好んで熱いままにしているというわけではないという点は留意されたいところですが、それはそれとして入りやすいお湯はureshi~。

二双子共同浴場青森県黒石市

駆け足でいくつもりが結構書いてしまいました。この他、十数年ぶりの洞爺サンパレスもなかなかでした。宇宙一の大浴場がリニューアルを経て宇宙零の大浴場になっておりOK。しかも「そうべつりんごめぐり」のキャンペーンでサンパレスの宿泊券が当たってしまいました。なぜ?(C103新刊『木下ひなたさんの(祝!)壮瞥町りんご大使おめでとうの本』通販予約受付中!

2024年もぼんやりとお湯巡りをやります。よろしくお願いします♨