YouTubeでしりとりを試みました。
しりとりは、前の人が出した言葉の最後の文字から始まる"存在する言葉"を繋げていく遊びです。このしりとりも楽しいですが、ちょっとアレンジしたい。色々考えている中で思い出したのが以下の記事です。
この記事では「ランダムに生成された17字の文字列に、五・七・五が成り立つように意味を与えて川柳を作る」という手法を採り、ある程度の成功を見ました。これと同じことをしりとりでもできないかと考え、発生したのがYouTube配信です。
ランダムに生成された文字列に正しい表記を与えて、しりとりを成立させる。川柳と違って文字数は何でも良いため、文字数もランダムで指定する必要がありますが、やっていることは殆ど同じです。しりとりは適当言っちゃあいけませんから、表記には必ず意味がなければいけません。新語のビッグバンです。
配信アーカイブはおよそ1時間あり、視聴は面倒な人もありましょう。筆者も過去に発生したワードを確認するのにいちいちアーカイブを見返すのはあまりやりたくありません。発生ワード一覧をブモグの記事にするのが一番です。
しりとりの結果
しりとりは配信中で上のように流れました。青字にした語が新たに発生です。完全にフィーリングでやっており、意味はしっちゃかめっちゃかです。
以下、新語の解説です。
理売らせ
りうらせ。"理"で売ること。
攻止あの
せやむあの。あのちゃんを標的とした攻撃が止むこと。
ノロ江
のろえ。ノロウィルスの多い江。
枝焼綾味都
えやあやみと。枝を焼いたときに出る綾(模様)の味を知ることができる都。48都道府県を書く必要があるときだけ登場するが、実体がなく詳細がまったく分からない。
床も果たすエコ
とこもはたすえこ。寝床にもなって環境に優しい家具のキャッチコピーがあまりにも有名になり、しりとりで使えるようになった。
米螻雨気ハーツ
こめけらあまけはあつ。雨降りの時だけ活動する、メンバー全員が米螻(ケラ科の昆虫)のバンド。
終散寄久古世
ついちれよりくこせ。久古氏の治める世を寄せることで、終末を散らす(末永く平和である)こと。
幹断二夜欠木
みきたちにやかくき。幹を断つのに三日はかかる木。
衣濡目嫉
きぬれめそね。衣が濡れるほどみずぼらしい状態の時は、目に入る如何なるものも嫉んでしまうこと。
音聞け譜読む腑
ねきけふよむふ。体の中から出る譜を読む声を聞きなさい、ということ。
麩も問え氷見巻き毛怒
ふもとえひみまきけぬ。氷見(富山県北西部に位置する市。人口4.8万)の床屋で巻き毛にされたことを、たまたま近くにあった麩にも一緒に怒り問うてもらうこと。転じて、一緒に怒ってくれる友人を持ちなさい、ということ。
怒圃
ぬほ。怒りの栽培される圃場。
穂も普湯棲み
ほもふゆすみ。冬は穂も普段お湯に棲むほど寒いこと。
満ぬ夜
みつぬよ。伝説上の白夜。
読め瀬浮遊お鴨
よめせふゆおかも。瀬に浮かんでぼんやりしている暇があったら本を読みなさいと鴨に説くさま。転じて、無意味な説教のこと。
燃毛所
もけそ。毛を燃やす場所のこと。
素湯油炉広めに浸
そゆゆろひろめにつ。素湯(温泉でない風呂の湯)を沸かすときには、炉に油を多く入れておいて損はない、ということ。
使火
つこひ。火を使うこと。
非背肺菜
ひせはいな。肺が背中に行ってしまった時に煮汁を飲むと正常な位置に戻るとされる菜っ葉。実際はそのような効能はないが、美味。
南無死す撮れ轢く
なもしすとれひく。人が車に轢かれている様子を撮影することも供養になる、ということ。警察に退かされる野次馬の常套句。
口夜
くよ。口の中に夜があること。ザブングル加藤。
四間怪納屋
よまけなや。小さくて怪しい納屋。
爺吐摂
やととる。ペンギンの吐き戻しや鳩のピジョンミルクのように、乳幼児は爺が吐いた物を摂ること。
ないしりとりの進行は脳がたくさんあり本当に助かりました。今度は何人かで対戦形式にしたらいいかもしれないな~とか考えています。一語あたりの文字数はこんなに多くなくてもいいかもしれない。諺や故事成語じみたものを考えるのは好きなので、別の試みに分けるかもしれません。終