上の記事の続きです。
昨日は大いにふざけました。ふざけ過ぎです。ドふざけ王です。ふざけの人口爆発です。
しかもあの記事を投稿して数時間後にオモコロチャンネルで新たに発生した動画がこれ。おい。とんでもないタイミング。
母はどずぱちぬを活用していました。気に入ったのかな。
どずぱちぬ
— コリスキー (@romerodegozaru) 2020年10月20日
何時受け取れる?
宅急便
何がはときぃざいあじゃ。な~~~~にがびはずみぼじゃ。ツイタ川をそういうお怒りボイスが濁流の如く押し寄せて来ないのを眺めていました。皆さん、大雨の時に川の様子を見に行ってはいけませんよ。
苦情は幸い襲来しませんでしたが、前回のやり方ではあまりにも無秩序というか、意味の汲みづらい川柳ばかりが延々と発生しました。そこで今回は「意味の通りそうな川柳」をExcelで簡易的に生成しようと思います。
※音が出ます
無限川柳できた! pic.twitter.com/VRBex2OoBz
— 水(みくまり)分 (@_39ML_) 2020年10月21日
結果から言えば、BIG成功です。以下に示すのは生成された川柳の一例です。
発生した川柳
いんいわす てりるれこひり んろれはゐ
意味を当てるとすれば
殷いわす 照りるレコヒリ んろれ杯
となりましょうか。
殷はハッキリ存在王朝であるところの中国最古参で、殷代表をいわしたということです。「腰をいわす」と同じ「いわす」です。
レコヒリ選手は殷代表を倒したため王者となり、その首に掛かったメダルはタレがよく塗られて照っています。
んろれ杯は言わずもがな、この大会のお名前です。
つまりこの川柳は、長年(何の競技か分かりませんが)強豪国として王座に君臨し続けた殷をんろれ杯で倒したレコヒリ選手を記念して詠まれたということになります。
めんもむせ めをけほきさむ っま゜いてそ
これは、
麺も噎せ 麺(め)をけほ来冷む っま゜いて遡
です。
麺も噎せ:麺を一気に啜って噎せちゃうことは人間100億人中99億4827人あります。
麺をけほ:噎せるとけほけほ咳が出ますよね。
(けほ)来冷む:噎せてる間に(けほが来ている間に)麺が冷めてしまった。
っま゜いて遡:遡って考えれば、(冷める前は)美味いも正しく発声できなくなるほど絶品の麺であったことだよ。
総合して「とても美味しい麺を食べている最中にけほけほと咳をするほど噎せてしまい、折角の麺が冷めてしまった。しかし、遡って考えれば冷める前の麺は美味いの一言も正しく発声できなくなるほど絶品であったことだよ」という意味になります。
いい感じです。順調です。
むろめりん みそりさこよつ ほやすくた
室目りん 味噌りさこ四つ 海鞘掬た
これは分かりやすい。室目さんち(誰?)のりんちゃん(誰?)は味噌、りさこちゃん(誰?)はホヤを4つ、それぞれ掬ったんですね。金魚やスーパーボールでなく、食べ物掬いがある狂ったお祭りの風景を切り取った素朴な一句です。ホヤなんてまた鮮度勝負の食材まで掬わせるんですから、どうやら漁業の盛んな港町なんでしょう。
うえげんく ぱねおちけかわ うつやのて
これが最後です。無限に生成されるのでやろうと思えばいつまでも解説できるのですが、このまま続けると寿命が来てしまうので4句でおしまい。これはもう、見た瞬間
飢え限苦 パネ落ち毛皮 撃つ矢の手
これしかないですね。
かなり極限状態の人間が詠んだ川柳です。もう飢えも限界で苦しいよ~と街をうろついているわけです。そうしたら、通りがかった催事場で毛皮フェアをやっており、もう閉場の時間で展示していた商品をパネル(壁)から取り外すところだったんですね。これをたまたま持っていた矢で射り自分の物にするしかない。生存には仕方のない行い。毛皮を食べるか売るかして、今日の命を繋がねばならないということです。もしくは罪を犯して収監されれば衣食住の保障があるため、それを狙っているかもしれません。どちらにせよ、辞世一歩手前です。
以上で川柳の紹介はおしまいですが、じゃあどうやってこれらを生成したのか、というところが気になる人間もありましょう。解説するほど複雑な行いをしていませんが、このあと数億文字ほどお話します。ワシは川柳で充分じゃ、満ち限苦(飢え限苦の対義語)じゃという方はここで退室すると吉です。
川柳の生成
前回と同様に、川柳の生成にはExcelを用いました。
このブモグの筆者であるところの39MLは機械音痴を緯度で表すと66度33分よりも大きくなるため、音痴極圏の住人ということになっています。音痴緯78度とかに暮らしています。音痴極圏の住人は赤ちゃんみたいなExcelの用法しか身につけていませんから、もっとまともなやり方があるはずということを理解した上で読み進めるとイライラが4になります(33点満点)。
この記事の中で紹介した川柳の画像は、全てExcelの画面のスクショでした。白罫線・白文字になっていた部分を戻すと、このような仕組みになっています。
N列は、ただの数字です。1~5・1~7・1~5が入っています。
O列は、整数が決められた範囲でランダムに発生する場です。
P列も同様ですが、範囲が異なります。
Q列は本当に邪悪な恐ろしVERYクソ長ヒエ~ッ文字列が入っています。これが音痴極圏では文明とされ、ありがたく利用しています。
R列も同様ですが、邪悪度は若干落ち着いています。
で、QとRは何事行っていますかという話ですが、釈明用のスクショを撮ろうとズームアウトしたらExcelくんが瀕死になっちゃった。赤ちゃんのExcel。つまりはランダムに発生する整数を対応する文字で置き換えて、たまに濁点や半濁点がついたらいいねという感じです。64個以上の入れ子があるとExcelくんに突っ撥ねられるので、濁点や半濁点の要素を別枠にしています。また前回「小文字がランダム要素にあると日本語として成り立つ可能性が著しく低下する」という反省点があったため、小文字は今回除去しています。
こんな感じで川柳無限生成シートができたので、GIFを作ってルーレットにしました。
川柳ルーレット pic.twitter.com/05Vztf6TRF
— 水(みくまり)分 (@_39ML_) 2020年10月21日
一発ネタとして見納めにするのは勿体ないかもな~、でもこういうのってルーキーイヤーがキャリアハイってパターンもあるしな~と逡巡しているので、またこれを使った何かをやるかもしれません。そろそろ尋常日本語を書くのに疲れてきたのでおしまいです。
最後の最後で思い出しましたが、関連コンテンツ存在しています。これは日本語の既存の範囲内でしっちゃかめっちゃか川柳を生み出していました。よければどうぞ。
おわり