キュウリの血と肉

モッス・カプロョモール・エニスポラ

【遅刻】横山に行く

横山奈緒さん、お誕生日おめでとうございます。


絵の一枚でも描こうかしらと思っていたのですが、パコンの調子も悪いし、ペンも失くしちゃった。それならば、

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横山駅兵庫県)や中華そば横山(青森県)など、ちらほら訪れていますが、近所に未訪の横山がありました。青森県平川市・町居"横山"です。平川市役所のある平賀から東に3kmくらいの場所で、コミニテ幕府も襲来していますが徒歩でも難なくOK。横山の文字があればいいな~と思い、ここに目的地を定めました。しかし、ここには駅があるわけでも、街区表示板(塀とか電柱にしがみついてる細長いアレ)があるわけでもありません。なかなか難儀しそうです。


アホみたいな夢を見るなど爆睡しお昼過ぎに出発。14時50分に弘前を出る電車で平賀まで移動します。

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歩道がある・

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歩道がない・

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歩道があるなどの紆余曲折ありつつ(道路はほとんど真っ直ぐですが)30分ほど歩けば、横山に到着です。


ここで、横山の範囲を確認しましょう。

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旧町居村の北側、平田森村に片足突っ込んでいるような形をしています。ほとんどが農地であり、一体横山の文字が見つかるのか不安になってきました。その不安は後に的中です。

 

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一旦平田森方面へ向かいます。一切の遮蔽物を見納めにした視界は岩木山のストーカー被害を訴え、写真の撮影を促します。きょうは快晴。

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OKお写真になりました。

 

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平田森に来ました。平賀農協平田森事業所(現・津軽みらい農協平田森りんご冷蔵庫)があります。ざっと見渡したところ、ここには横山の文字はなさそう。町居の中心部へ移動です。


町居はややこしヒストリ存在です。1889年に尾崎・町居・新屋・平田森の4村で尾崎村が発足。その6年後、1895年に大字町居が尾崎村から竹館村に編入。さらに6年後の1901年に竹館村から大字町居が離れて町居村が発足しました。その後、1955年の平賀町発足に関わって消滅しています。ややこしい。ややこしいのでまとめると、旧町居村域の所属は町居村→尾崎村→竹館村→町居村→平賀町→平川市と変遷しているわけです。まとめてもややこしい。

 

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青看板に「町居」の文字があり、その方向へ曲がります。さきほど出てきた竹館村は唐"竹"+新"館"の合成で、新館も青看でぼんやりしています。

 

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おや!自販機が来ました。自販機は住所を絶対喋ります。大体「故障のときは~」というステッカーの近くに、住所を喋るステッカーが貼ってあります。

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ウー。残念。歩いている道を境にして、横山と山元が分かれていました。
自販機の次に住所を喋る可能性がある施設といえば、集会所です。しかし横山にある集会所は

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おい。津軽為信を養育した町居飛鳥のおかげで横山も町居も見納めになっており涙涙涙です。過去に飛んで町居飛鳥を町居横山に改名させるほかありません。

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県道に出ました。幕府も走っています。ここが町居の核であり、横山もなんとか片手で掴まっています。

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実は幕府の町居停留所は横山に所在しています。むろん町居の方がメジャー地名ですから、ここでは横山を名乗ることはありません。

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しかし、平賀おTEL番号は発見されました。別の趣味を満たすな。

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その辺りを徘徊していると、ぼんやりスピードスプレーヤーが座っています。液体の農薬をドシドシ撒き散らすための車で、時期になればバス通りをチンタラ走っている姿を見ることができます。
よく見ると白字で色々書いてあります。もしかしたら横山はここにあるかもしれない。

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おい。向瀬上は今はいいんだよ。福島の農協から中古で買ってきたらしく、表記類がそのまんまです。これはこれで面白いですが、今は求めていません。


メニメニOUCHIぼんやりゾーンにも横山の文字はありません。仕方がない。もう一度平田森を探してみることにしました。

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結構日が落ちてきました。日没までには横山を見つける必要があります。

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平田森の農協にまた来ました。実は農協の建物は平田森でなく町居横山に所在しており、何か住所が書いてあればそれでクリアできるというわけです。
残念ながら、どこにも住所はありませんでした。もはやこれまでかという感があり、諦めて温泉に向かいます。


しかし、一か所見落としがありました。でっかい見落としです。農協は平田森分校跡地に建っており、その石碑があります。

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この碑の裏面を見はぐっていました。石碑の裏面は出資者か沿革のどちらかが書いてあるはず。仮に出資者であっても、住所が雑に書いてある場合もあります。一縷の望みをかけて、石碑の裏に回りました。

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!!

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!!!

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!!!!ATTA!!!!
平田森分校が平田森になかったおかげで、横山の文字が発生していました。ありがたい話し。これで心残りもゼロで温泉に向かえます。

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嬉しいお話があります。温泉までの道中、さらに横山を発見です。これは国の経営所得安定対策制度が適用される水田の立て札です(住所や耕作者が書いてある部分は加工しています)。

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日は8割方暮れています。無事に(2つも!)横山を発見したので、あとは温泉に入るだけです。

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町居山元にある平賀観光温泉でホカホカ入水です。観光と名乗っている割にあまり知られていません。300円。熱湯と温湯のシンプル構成ですがかなりOK。日没直後に来たため電灯が1つもついておらず、一体やっているのか?という感じですが大丈夫です。

 

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この後はまた平賀駅までスヤスヤ歩いて電車に乗り帰りました。来年は新しパコンになってるといいなあ。


終(23:58ですヤバイ)