読めますか。読める人はすごい。読めなくてもいいです。全く問題ないです。
これは時刻表といって、駅に襲来するでんさゃはどこから来てどこへ行くのかを示しています。NAVITIMEやYAHOOOOOOOOOOOOOOOO!乗換案内などで調べると出てくる情報もたくさんあるので、昨今読めなくても大した被害はありません。
でもちょっと読めたらちょっと楽しいかもしれない。読めても興味のない人にはただの数字の羅列だから楽しくないかもしれない。どっちでもいいです。とりあえずこの記事で読めるようになりましょう。
時間の流れが可視化されています。残酷な時は明らかに左上から右下へと流れ、右の時間にいる人が左の時間に戻ることはできません。ざんねん。
図中のほとんどの区画において、横軸は駅です。紫で示した「東京」駅にいる人間は、6時8分・6時16分・6時28分などの便を利用する権利を有していることが見て取れます。
縦軸は電車(便)です。橙色で示した「とき301号」は「東京」駅を6時8分に出、「新潟」駅を15時39分に襲撃することがわかります。遅い。また、横軸「到着番線(新潟駅)」より11番線を襲撃することもわかります。新潟より下には数字が入っていませんから、「安中榛名」「富山」などの駅に行くならばこれに乗ってはいけません。
さて、いよいよ人間NAVITIMEになる時が来ました。まずは乗る駅・降りる駅を決めます。脳内会議の結果、青で示した「大宮」駅から緑で示した「長野」駅まで行くことになりました。
この2駅を通るのは、赤で示した10本です。うち3本は長野が終点ですから、長野「着」の横軸で数字が途絶えています。10本。ちょっと多過ぎです。ここから絞り込み作業をする必要があります。
長野に15時に着きたい。そういう願望を捩り込みましょう。すると使える電車は6本に減りました。遅くとも大宮を8時51分に出なきゃいけないこともわかりました。
6本。まだ多い。
ねむい。寝たい。寝て長野までいきたい。そういうこともあります。嬉しいことに、この時刻表の中にはおふとん電車が何本かあります。列車名の下に賑やか絵文字ゾーンがありますか?ゾーン内にベッドのマーク(黄色で示しました)を認めたら、それがおふとん電車です。
長野に15時までに着いて、なおかつ寝られる電車は「はくたか551号」「はくたか555号」の2本に絞り込まれました。あんまり早い時間だと寝坊して終了するので、8時19分発の555号にしようかな。そういう感じで電車を選ぶことができます。
……面倒だわね。NAVITIMEは偉大です。でもNAVITIMEと違って自分で好きな絞り込みを行うことができるし、いろいろな選択肢を同時に目撃することができます。どっちも使えると、多分嬉しくなります。おしまい