こんにちは。多色用と単色用を間違えて3色ボールペンの替え芯を3本ずつ買いました。ペンに挿せないぶっとい芯が9本ぼんやりしています。39MLです。
9月の11日から16日の6日間に亘って、北海道を速くないスピードでうろうろしていました。一般道を走る幕府にしか乗れない旅を決行したためです。なぜ?これは本人もよく分かっていません。いろいろな用事がくっついた結果だと思います。流れとしては下図に示す通りです。
まず、宗谷管内は枝幸町に生えている、西條枝幸店に行く必要がありました。西條は名寄市に本社を置く企業で、大きめの「西條」、小さめの「Qマート」、スーパーセンター「BESTOM」などのメニメニシヨツプをポコポコ生やしています。このうち西條は名寄・士別・稚内・枝幸の4店舗があり、名寄と士別の店舗は訪問済みでした。稚内と枝幸を見てOKとしたいところですが、枝幸に行くのが特に難儀です。どこかのついでに行くような土地ではないため「枝幸に行く回」を作らなければなりません。
GW明けに函館から枝幸までの旅程を組み、お手頃航空券とオヤドを生やしました。函館からHAYAI HAYAI BUSで福住へ行き、新千歳へ移動したのち、空飛ぶ青ざめたソーセージで稚内へ。お昼過ぎに稚内を発つと、鬼志別・浜頓別を経由して枝幸へスルスル転がることができます。
枝幸からどこに抜けてどう帰るかが問題です。枝幸から札幌は直通のHAYAI HAYAI BUSが走っています。ただこれに乗るのはあまりにも安直。脳みそを洗濯機に入れてグルグル回していたところ、週に2日、火曜と木曜だけ佐呂間町ふれあいバスの町外路線が北見まで転がっており、さらにHAYAI HAYAI BUSを乗り継いで翌朝には函館に着けることが分かりました。ちょうど火曜枝幸発でホテルを予約しています。
ただ、佐呂間町に公共交通で突っ込もうとすると、なかなか苦労します。sir-etok方面へ行くHAYAI HAYAI BUS(イーグルライナー)が札幌ターミナルを23:15に出て、佐呂間町若佐に翌3:30。ド深夜に放り出されてもどうしようもありません。先述の佐呂間町ふれあいバス町外路線は遠軽・網走・北見に転がっていますが、曜日ごとに行き先を変えているため、同日中に遠軽→佐呂間→北見のような移動は不可能。もしこれが可能であれば、枝幸→雄武→紋別→遠軽→佐呂間→北見が繋がっていました。
そこで、紋別から遠軽に行く幕府を中湧別で降りることにしました。国鉄湧網線をブツ切りにした幕府で計呂地まで転がれば、少し歩いて町境を越え、浜床丹(若里)からブツ切り幕府2(佐呂間町ふれあいバス 若里・トカロチ浜線)で佐呂間市街に突っ込むことができます。計呂地停で降りて若里の本間水産停まで約4km。ウーン……。晩夏の4km、普通に暑いんですよね。
タクシー連絡も検討しましたが、正解は「ブツ切り幕府を計呂地で降りない」でした。この幕府は計呂地から湧網線を外れ、計呂地川に沿って道道685号(計呂地若佐線)へ入っていきます。5kmほど転がった11号線停のそばに若里への分岐があり、これを2.5km歩いたところに旧若里小学校停が生えています。計呂地~本間水産より1.5kmも縮まりました。うれしい。しかも接続が超絶よく、ブツ切り幕府で13時過ぎに11号線停に着いてのんびり歩いていけば、若里小停を14:02に通過するブツ切り幕府2にちょうど吸い込まれることができます。これで旅程は函館→新千歳→稚内→枝幸(泊)→佐呂間→北見→札幌→函館となり、一応の完成をみました。
7月上旬までは完全に北見から帰るつもりでいました。しかし、帯広の藤丸百貨店が閉店する、というニュースが入れば話は変わってきます。寝耳に豪雨。藤丸の訪問は何度も先延ばしにしていましたが、もはや猶予はなくなりました。北見から陸別へ抜け、陸別で1泊したのち帯広へ行く必要があります。
今度は帯広から札幌までのルートが問題です。ここまで幕府幕府アンド幕府で繋げておいて、いきなりJRに乗るのもなあ、という感じがありました。ノースライナーが一般道をずっと転がっているのを思い出し、富良野方面に抜けることにします。旭川・富良野・占冠・日高あたりの宿を探していたところ、日高に""""松屋旅館""""を発見。旅程は完全に固まりました。山部でノースライナーを降りて、占冠村営バスと日高町営バスを乗り継ぐと容易に日高市街に突っ込めます。日高経由は接続上、日高で強制宿泊になるため(富川方面の終車が15時)、松屋旅館の存在は超絶OKでした。翌日は日高→富川→沼ノ端→新千歳→千歳→福住→札幌と繋げて完成です。
脳内悪魔「稚内から札幌まで幕府を乗り継ぐんだったら、もう函館まで行っても大差ないのでは?」
脳内天使「札幌から喜茂別経由で当日中に寿都まで行けますよ」
なんで結託してるんだ。道南の乗り継ぎは寿都~長万部が鬼門ですから、日高→寿都が1日で繋がるのであればやらない手はありません。素直なルート取りで札幌→喜茂別→俱知安→岩内→寿都(泊)→長万部→函館を追加し、ついに稚内函館一般路線幕府乗継逸般人間の発生と相成りました。いいですね。岩内でイワナイも聴けるし。
地図上に描画するとこんな感じ(gif)。結構グニャグニャしています。
ついでに行程表も載せておきます。実行中の詳しい様子は「 #線路と滑走路と高速道路出禁 」でツイート検索してお楽しみください(余力があればそのうちまとめます)。
あ!稚内の西條に行くの忘れちゃった(終わり)