11月17日(日)に開催されたISF13にて、『木下ひなたさんの壮瞥町りんご大使おめでとうの本2024』を新刊として頒布しました。多くの方にお求めいただきありがたい限りです。帰りは荷物を軽くして帰ることができました(往路比)。
流通センターからバスで平和島に出、共著者・ぱにろくとささやかな打ち上げをしました。日高屋は近所にないため、上京時の選択肢に入ります。平和島の日高屋、oba3がプチ喧嘩をしており良かったですよ。
帰りの電車で今夜乗る夜行バスを確認していたところ、何かがおかしい。メールボックスに予約確認メールがありません。楽天トラベルを確認しても、予約がありません。たまたま発車オーライネットで取ったかと思いましたが、そういうわけでもありませんでした。完全に予約がありません。取り忘れています。
そこで、一旦新千歳空港へ飛ぶことにしました。千歳から南下して弘前へ戻ります。壮瞥へのお礼参りも兼ねられます。OKプランにもほどがある。
しかし、遂行には大きな壁が立ちはだかっていました。函館線が貨物列車の脱線で止まっており、壮瞥からの帰りに超絶難儀するのです。途中の長万部からは代行バスに乗らなければなりません。帰路と壮瞥訪問を兼ねられることに意識が向きすぎて、二人して気づいていませんでした。
これは結果として吉と出ました。普段、壮瞥から弘前に帰るには、伊達紋別を18時半ごろに出る特急に乗る必要があります。これに間に合う壮瞥発のバスは、今年の10月まで18時発でした。しかし、10月改正でこれが削減され、17時過ぎには壮瞥を発たねばならなくなりました。市街にある居酒屋「ひさご」の開店は16時半ですから、30分程度の滞在でそそくさと帰らなければなりません。
それが、この日に限っては18時半過ぎ発の終バスで伊達に出ても良いことになりました。特急の遅れが確定していたため、17時過ぎの便の乗る必要がなくなったためです。この区間のバス代行は以前にも経験しており、函館駅で3時間ほど待ったのち、一般道をとろとろ転がった苦い記憶が甦りましたが、たまにはいいこともあるものです。
新千歳空港から室蘭行きの高速幕府で東室蘭へ。伊達までJRで行き、タクシーで壮瞥に入りました。雪が舞っています。前日の東京は20℃を超えていました。
市街(滝之町)の北端・阿波国バス停で降り、お世話になった果樹園・施設を巡ります。献本させていただいた中には、店頭で展示、また配架(これは町図書室)してくださるところもあるようですから、壮瞥を訪れた際に探してみてください(画像はヨツカド商店さん)。
『〜おめでとうの本2024』は一応「ひなた本」ということになっていますが、中身の大半を壮瞥町そのものに関する記述が占めています。「火山に生きた郵便局町 三松正夫とその周辺」では昭和新山の記録で一躍有名になった三松正夫と、彼の周りにいた人々を紹介を取り上げていますし、「壮瞥のりんご、いままでとこれから」は壮瞥町の園芸作物生産史を簡単に追いかけることができます。ひなたPの皆さんにはもちろん、壮瞥の歴史を知りたくなった人にもおすすめ。そういう意味では「壮瞥本」でもあり、そのバランスを取るのがメチャンコ難しい本でした。
そういえば、10月に投稿した記事の続きも『〜おめでとうの本2024』に載っていますよ♨(ブモグ上で更新できずsumimasen)
さて、壮瞥本はC105(冬コミ)でも頒布があります。
1日目:西は35a・えっぐぱにーの
2日目:東ピ36b・キュウリの血と肉
にてお待ちしております。
壮瞥本と並行して、『徘徊通信別冊 垳の号』を制作していました。C105新刊として頒布しますが、明日の11月23日(土)に八潮メセナ・アネックス(つくばエクスプレス八潮駅すぐ)にて開催される「第7回 方言漢字サミット」にて先行頒布を行います。
「垳」を守る会 【再掲】「第7回方言漢字サミット」開催/オンライン配信情報
『八潮市垳の本 垳ときどき桁?』(2022年12月発行)に続く"垳本"第二弾。特集は「方言漢字ウォーキング」。2023年10月29日に開催されたウォーキングイベントの模様をお届けします。コース周辺の歴史やオススメ立ち寄りスポットも紹介。
今回はすくとり(逍遥倶楽部)・kT(孤独を知る街)両名に共著を持ちかけ、3人で1冊の本を拵えてみました。すくとりさんは千住・荒川に関する骨太な章を、kTさんは立ち寄りスポットに関する軽やかな筆致の章を主に担当しました。39MLは道中概略と下妻道・水戸脇街道の章を拵えています。三者三様の脳みそが回転し、三者三様の文章が出力されました。いい感じ。これはウォーキング中も同様で、同じ景色を見ているのに、捉え方や着目するポイントはそれぞれ異なります。
巻頭には「八潮の地名から学ぶ会」事務局長・昼間良次さんの寄稿を掲載。2月に開催された「垳サミット」の報告や、現在の垳を取り巻く状況を解説いただきました。
壮瞥本ともどもメロンブックスでの通販予約が始まっています。在庫が切れていた徘徊通信既刊『春分の号』『芒種の号』も増刷・追納しました。あわせてよろしくお願いします♨
https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=101993
(おわり)