キュウリの血と肉

モッス・カプロョモール・エニスポラ

多分このブモグで史上最高に真面目で誤字のない記事

(「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!」仙台Angel STATION、1日目は福島、2日目は山形でLVしてきました。Sweet Sweet Soulをはじめ、大好きな曲がたくさん聴けてとても満足です。ただ、Sweet Sweet Soulを聴く度に渦巻く感情が今回特に大暴れしてしまったので思わず記事にしました。これは星梨花Pとしてではなく、箱崎星梨花ファンとしての視線での記事です。こんな記事を書いていますが、担当は横山奈緒です。)

 

箱崎星梨花は可愛い。
麻倉ももは可愛い。
箱崎星梨花(cv.麻倉もも)は、最高に可愛い。
最高に可愛いからこそ、Sweet Sweet Soulを歌う星梨花(もちょ)は嫌いだ。

 

 

Sweet Sweet Soulは、ただある一点を除いて完璧な楽曲だ。ZAQのリリック、BERABOWと早川博隆(SigN)のメロディー、そして''あの''Shinnosukeによるアレンジ。小笠原早紀さん演じる野々原茜はこの楽曲でみんなを楽しませるためにはどうすればいいかを知っているし、稲川英里さん演じる大神環は底抜けの明るさで元気一杯に暴れ回っている。
梨花が、星梨花だけが、掻き乱している。暴力的な可愛さで、フロアを掻き乱している。残念ながら、悪い意味で。

 

 

フィロソフィーのダンスのファンク然り、sora tob sakanaのポストロック然り、私は「アイドルとしては異色の音楽をやるユニット」を好みがちな傾向にある。アリエスも「アリエスのヒップホップ」に魅せられたくて曲を聴いたり、ライブでの姿を拝んだりする。


ここで重要になってくるのは、アイドル性と音楽のジャンル特性のバランスである。どちらかに傾き過ぎてても良くない。これらを天秤に載せた時、後者側が少しだけ下がっているくらいがいいのかなあ、と思う。それはつまり、可愛らしいアイドル達自身が今どんな音楽に取り組んでいるかを考えていることの現れだと感じるからだ。

 

その「取り組みに対する自覚」が、星梨花からはどうしても見受けられない。もしかしたら「箱崎星梨花」はよくやっているのかもしれないけれども、「箱崎星梨花(cv.麻倉もも)」はどうも駄目だ。可愛過ぎる。


ヒップホップを多くやるアイドルが新たな風を吹き込む時には、あの星梨花でいいのかもしれない。しかしSweet Sweet Soulは「アリエスが取り組む初めてのヒップホップ」なのだ。アイドルらしさを爆発させるのはまだ先でいい。今はまだ、与えられた課題に真面目に取り組むことだ。あのスタイルをドープだと感じさせるには早過ぎる。自由奔放さは若さの証だが、自由奔放なだけでは受け入れられない。「大人になってもSweet Sweet Soul」したければ、少しだけ大人になるべきだ。ジュブナイルに片足を突っ込むことは、若さを失うことではない。

 

 

ぐだぐだでビートに乗らないワックなラップを、星梨花のパパが許そうが、プロデューサーのみんなが許そうが、いちファンの私は許さない。


今、箱崎星梨花は一人のファンを失った。同時に、より多くのファンを獲得した。私のように面倒な人間に推されるのはアイドルにとって迷惑極まりないことだから、私の意見は全く無視されるべきだ。

 

 

梨花よ、もちょよ、いつまでも可愛くあれ 。

「アイドル・箱崎星梨花」のスタイルを強く持て。

そして新曲を聴いた私に「あの時嫌いになって悪かった」と平謝りさせてくれ。

頼んだぞ。